いつか再び巡り会う同胞<かたはら>












「シンクー!!!」
 泣きだしそうな翠の眸と哀しみに張り裂けそうな声に、初めて、生まれて初めてシンクは惜しんだ。自分自身を惜しんだ。確かに望まれていて、共に生きることはできるはずだったのに、それをことごとく無為にしてきた。そのことを悔やんだ。
  ―――ル・ー・ク
 何も残せないレプリカたる体。こんな憎いだけの世界に遺すものなどないと思っていたけれど。
  ―――ル‥ー‥ク
 解離して消える体でなければ、この僅かななかで届けられた声があったかもしれないと思う。
 真実、使い捨てられる為だけに作り出されたレプリカルーク。その預言によって負わされた宿命と彼自身を必要とするものがいなかったがために、すべての被験者の犠牲にされたレプリカルーク。罪と咎だけを傲慢な被験者の赦しの名の下、負わされたレプリカルーク。
 きっと、手を取り合うことのできた同胞。シンクが生まれてすぐに殺されかけたように、預言とそれを利用した大罪人と咎人たちの所為で7年間生きたすべてを殺されたルーク。
  ―――ル…ー…ク
 あんたがまた被験者に殺されて、僕たちのところに還ってくるのを待っている。光に溶けていく視界で、滲む翠に告げた。届け、と最初で最期の真摯さに乗せ。
「待 っ て る」
 シンクはかつて、7番目のレプリカイオンが消えたように。一万人のレプリカたちが消えていったように。光となって溶けていった。
 その詞を確かに届けて。
  そして、



因果は巡る  N→






 シンク→←ルークなテイストで一周目殺し合いで終了。この時間にシンクいないよとかはなしの方向で。知らないので。
 ルークは原作通り、ヴァンを倒し、ロレ様を開放し、音譜帯です。地上には戻りません。でも、案の定、可哀そうすぎるレプリカに親バカぶりが爆発して逆行。
 シンクは時間があったし、シルフの加護もあったので、オリイオ様の双子の弟として戻ります。ルークはそのまま。彼はレプリカである、ということに意味があるので。予言までは。オリイオ救済とアリエッタ仲良し計画でいきます。




13/01/00
13/05/10