息もできない醜さに心臓が止まった






もうここには何も残ってはいない






 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
 何度謝っても、もう遅い。どれだけ謝罪しても許されない。この心を、この思いを伝えたいひとは何処にもいない。
 ごめんなさいと、声が嗄れるほど繰り返しても、泣き叫んでも。あの日のやさしさにはもう会えない。自分が殺したやさしさには二度と会えない。
 後悔に泣いて泣いて泣いて泣いて。喉が破れるほどに謝罪を繰り返したって、殺した子どもには届かない。罵り、蔑んだ子どもには聞こえない。何の意味も持たない。
 自分の罪深さを知っても、幼い暴力の行方を知っても、自覚せずに犯した罪を知っても、無知の傲慢を知っても。
 醜いだけの自分を知っても。
 それが殺したものは還らない。
 自身は嘆くことも本来は許されない。彼を偲ぶことも許されない。思い出を懐かしむなんて、以ての外だった。
 罪深さに喘いで、蹲る。
 懐かしむ笑顔を思い出す。自然に混ざられていた侮蔑に怖気が走る。あれで悼んでいるつもりだったことに吐き気がした。大切な仲間だなんて舌が腐り落ちても言えるはずのない言葉だった。大切だと罵り、蔑みながら悼んだ。還らない相手を忘れないそんな自分たちを労わった。だから化け物のように見られていた。人間の心をもたないと思われていた。そのとおりだった。
 だからあの男はいなかった。だからあの男は黒衣に沈黙していた。罪状を知れば、言葉など何も出てきはしなかった。
 それなのに、明るく囀る声が耳の奥にへばりついたまま、落ちはしなかった。少し前まで、その声のなかに自身のものがあったと自覚している。
 謝るべき相手は既に失って久しく、謝る術はなく。声は何処にも行き場はない。
 寄って集って殺した子どものほんとうのことなど、何も知りはしなかった。





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 逆行アニスをミュウに負けず劣らずルーク至上にしてみる。
 アッシュが戻って更に数年。漸く自分の犯した数々の信じられない罪に気づいてみた。あまりにも残酷で醜い自身の所業と、それをルークの為だと思っていた非常識な傲慢さに自分を信じられなくなって、絶望から衰弱死。という前提からはじまる逆行。の今際。
 ちなみに、いない男はアッシュ。嫌いだけど、大爆発後はさすがに真っ当というか、ルークを大事に思ってくれると信じてる。ナタリアとは結婚してない。色々と無理だった。触られると鳥肌が立つ。裏から市民感情を操作して、王妃には王族の血が…。ってもってった。名目は王女のまま。ただ政治からは遠いところ。黒衣はジェイド。軍人辞めて一研究者として喪に服してます。あとレプリカの保護活動。




13/06/14
14/06/29




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