サウンド・ノイズ
サウンド・ノイズ
「あーとーはぁ、クルルギですねぇ?」
安堵と共にべったりとルルーシュに懐いたロイドが小声で囁きかける。今はただの名誉の一軍人にすぎない。
「捨ておけ」
返すルルーシュの声はナナリーを語ったとき同様温度がなかった。幾度となくルルーシュを裏切り、殺そうとした元親友。
ブリタニアが何たるかを理解せず、愚かな理想に邁進し、何もかも失うスザク。ルルーシュがゼロとして起たない以上、既に何の関係もない人間だ。関係するつもりのない人間だ。
「ああ、いや」
感情的に切り捨て、それから思い出したように言い添える。
「お前のランスロットに好きなように使え。アレは稀なる体力馬鹿だしな」
それにぐぐっと眉を寄せ、嫌ですよ、と返す。
「数値なら全部覚えていますし、必要ないです。貴方を守るKMFなのに、貴方を殺した奴を乗せるだなんて冗談じゃありません」
そんな裏切りは2度とご免だとロイドが拒絶すれば、ならばやはり捨ておけとルルーシュは言った。
どうあろうと、ルルーシュがルルーシュである以上スザクと道が交わることはないのだ。シュナイゼルとは違って。
俺ももう、気になどしない。だから忘れろと至上が告げれば、ロイドはゆるく目元をやわらげ、御心のままにと恭順した。
Fin
そんなわけでスザク。やっぱ存在が間違いだ、なんていう奴はいらんよ。元親友。だって、このルルーシュはリヴァル達がいるのが幸せだったと自覚してますから。ロイドだって、ルルーシュを殺した奴は嫌だろう。カコにルルーシュが死んだのは奴が仇って煩かったからってのも大きいし。
にいさまはマルディーニ伯とお電話で席をはずしてます。
11/06/21
13/03/29